星降る山の麓から

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台風前夜 山さと着。

翌日、日曜の夜ぐらいから雨風が激しくなり

夜中トイレに起きてみると

物凄い雨風の音。

カーテンの隙間から、木の葉が大揺れに揺れるのが見える。

え・・・?

もしかして、これって台風直撃・・?

それはタイヘン!

ということで、夜中にろうそくの用意だの何だのゴソゴソ始め

あらためて見てみると、緊急用のろうそくなどなくて

あるのは、アロマろうそくのいろいろ。

小さいのから中くらいまで、たくさん買ってあって・・・

A^_^;) 私って つくづく・・・

危機意識・・っていうの? に乏しい性格だと再認識。

でもま、まるでろうそくがないよりマシだよネ^^

なんてすぐに楽観。

そーよ。これだってろうそくだし、十分間に合う。

まるで準備のいい加減さを数で補うかのように

ごろごろとアロマろうそくを並べ、ベッドに入る。


あんなにゴーゴーと風の音がしてるのに

ストーンと眠りにつく。



翌日、アロマろうそくを使うこともなく 

無事 朝を迎えた。

台風一過の、すこぶるいいお天気。

日曜にやって来た長男と三人で、少し遅い朝ごはんを食べていたら

玄関にお隣の奥さん。


「大丈夫でしたか~?」 と、親切に声をかけて下さった。

「怖かったですね~! すんごい風で、
 家、揺れませんでした?」

「え・・? いえ・・たぶん揺れてないと・・」

「あら、そうですか。 ミシミシ言いませんでした?
 うちの姉とこなんか、すんごいミシミシ言ったらしいワ。
 うちもだいぶ揺れて・・・」

「わぁ そうやったんですか、怖かったですね~」


この辺で、我が家だけ平屋建ての、ずんぐりした外見で
最初、この家の写真を見たときも
とーさんと二人だけで、ドライブがてら見に来たときも
飾り一つあるわけでない、ただの箱型の
ドテっとしたこの家は
まるで物置かなんかのようで
ちっとも期待してなかったのだった。

それでもこの家に決めたのは
いろいろ理由があるけれど・・・
この家に呼ばれて来たような 不思議な気がしている。

今になってもそんな気がして
やっぱりそうだったんだ・・・と思った。

それにこんな大きな台風前夜に 三連休だからって

さっさと山さとへ来たのも、なんか不思議。

「わたしが守るから、安心して越しておいで」

家の精がそう伝えたかったのかもしれない。


枝一つ折れず、うちの木々たちもほっとしているよう。
小さな柚子の木もオリーブも
まわりの大きなお兄さんお姉さんの木に守られて
一緒にちゃんと立っていた。


台風が、何もかも持っていったあとの
澄んだ空に、中秋のお月さまがまんまるく
金色に光っていました。


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2013.09.21 / Top↑