星降る山の麓から

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先々週になるのかな?

その日 母の喜寿のお祝いで

久しぶりに兄弟も皆、揃ったのだった。

父が生きているころは

父のお祝いは、我が家なりに・・だけれど、盛大にしても

母のお祝いは、いつも父のお祝いに隠れ

まぁ・・なんていうか

ついで? A ̄▽ ̄;) ・゜゜・

みたいな感じで。。。。


そのクセがついているのか

母もまた、自分のために派手なことの苦手な人で

今回も

「 まあ そこらへんでご飯を一緒にするか、お寿司でもとって
 
 みんなで乾杯したらええんちゃう? 」 ・・的な・・・

そんな具合だったのだけど

ガメどんが

「山さとにご招待して、お祝いしたらどうや?」

と、名乗りを上げてくれ

「それならば!」 ということで^^;

一ヶ月前くらいに急遽、一大イベント計画が持ち上がったのだった。




実は・・・

山さとの家はまだ、どちらの親兄弟にも

隠密だった。  A ̄エ ̄;)・゜゜・


それが母の喜寿祝いに、私たち夫婦の

「 終の棲家お披露目会 」を兼ねることになって。



さあ~

そうなると、どこから攻めるか?^^


前に書いたかもしれないが

この山さとの家は、実家の長男(すぐ下の弟)の家に近く

山さとで、お祝いの席を設けようすると

この弟の助けが必然となってくる。


そこで・・ついに! ・・というか、先ず^^

その弟に、メールでバラしたのだった。


それはそれは、ビックリした弟が

すぐに電話をかけてきて

これまでの、すべての「ことの成り行き」を話したのだった。


そうして・・・ 

まずは、ご近所さんとなったこの弟に、山さとの家を紹介し

(・・・息子以外の、初めてのお客さんを迎え^^)

やっと、この度の母のお祝いの運びとなった。



そこからの、ほぼ1ヶ月。

私と弟との秘密協定は、どうにかこうにか実を結び

最後の最後まで、母と末の弟家族にバレることなく

(末の弟は遠方なので、今回仲間外れとなり、ちと可哀相だったが。。。)

無口なくせに、隠し事が苦手な弟は

母たちからの質問に、しどろもどろになりながらも

なんとか持ちこたえてくれたのだった。





当日。

そんなこととは、ゆめゆめ思ってもいない母が

山さとの我が家に到着した。


車でやって来た末の弟が、実家に寄って、母を乗せて来る代わりに

私と弟1(ややこしいので、ここから「弟1」「弟2」としよう。^^;)は

お祝いの席を万全に整える・・という名目だ。

弟2から私の携帯に、「予定より早く到着」の連絡が入り、大慌てとなった。

山さとの田舎でただ1軒?の料理屋さんに

仕出し弁当を注文していたので

ガメどんは、そのお祝い弁当を受け取りに行く。


実は、このお料理屋さんの楽しいネタも、一つあるのだが

それはいずれまたの機会に。


そうこうしているうち、弟1の車が到着。

「連れて来たで^^」 と。

途中からの道案内を、弟1に頼んだのだった。



車椅子用にリフォームした玄関のスロープの上で

私が待っていると、下から母がにこやかに上がってくる。

山さとの家を、まだ何かのお店だと思っている様子で^^;

「今日は、どうもありがとう」 と、母は頭を下げた。

誘導してきた弟1は、私に目配せしながら にやにやしている。

弟1と目で合図を送りあいながら・・・

私もまた、母に頭を下げる。 

「ようこそ 我が家へ。」

「どうもどうも^^」 

一瞬の隙もなく、答える母。

そりゃそうだよね。

到着してすぐ、そんな、まさかの言葉に反応ないよね^^


一呼吸おいて、もう一度 同じ言葉を繰り返してみた。

「ようこそ^^ 我が家へ。」

そこでハタと気がついた母は、 え? という顔で辺りを見回した。


「ようこそ 我が終の棲家へ^^ ほら、表札見て。」と指をさした。


そこからはもう、ビックリ仰天の、どんでん返しの、どよめきの中で^^; 

わらわらとお祝いの一日が始まった。



母と、二人の弟、そのお嫁さんたち、弟2の末娘・・・

うちの家族四人の、総勢10人が

山さとの我が家で集い、賑やかに楽しいひと時を過ごす。


母の驚きようと喜びようは、私が想像する以上で

・・・というより ・・ もしかしたら

母は、こんな田舎に私が越してくることを

心配に思って反対するかもしれない・・と・・ 

ちょっと・・・ほんのちょっと・・そう思って案じていたけれど

それが全部、キレイ~に払拭されて

それどころか、本当に、心から喜んで

自分の幸せとして、思ってくれるほどとなった。


「子供たちが、みんなみんな幸せで、これほど嬉しいことはない。」と

母はそう言って、心から喜び



そうして・・・・

心から、安心してくれた。



私が、弟1の近くに、こんな可愛い家を持ち

そこで暮らすことが、母にとって何よりの安心と

何よりの幸せになったのだろう。




ああ

この山さとの家は、母への恩返しまで

私にさせてくれたのだ。

親孝行の家にまでなってくれたのだった。





父の写真を

弟1のお嫁さんが、優しくバンダナに包んで持って来てくれていた。


母も私も、そんなことまで気が回らず^^;

父のことなど、ほったらかしで忘れていたのに

( 仏ほっとけ と言うらしいが^^; )←こんな時だけ都合よく・・・

その父の写真を見ていて ふと気がついた。。。。


もしかしたら 父が この家を見つけてくれ

私たちを導いてくれたのかもしれない。

私のことを、母と同じように 母以上に 案じていた父。。。

小さいころ、いつも私の足をさすって、

「accoちゃんの足が、一日も早くよくなりますように

 歩けるようになりますように」

そう言っていた父だった。

子供心に、もしかして、この父が亡くなったら・・・

自分の足を、私にくれるつもりかもしれない・・・

そんなことを思ったこともあったのだが

もう長く、そんなころのことを忘れていた。


でも・・・自分の足を、私にくれること以上に

私が・・ 母が、兄弟が、家族がみんな、幸せになるように

この家を見つけて、連れてきてくれたのが父だった・・・?


お父さん そうやったん?


訊こうにも、もう答えてはくれないが

だんだん だんだん そんな気がしてきて・・・

だってあまりにも、この家には素敵なことがありすぎて

一杯一杯の福を持って、私たち夫婦を呼んでくれた。。。

そんな気がして・・・

そして母があんなに喜んだことが、何よりそれを物語っている。



こうして、母のお祝いの日は、無事に終わりました。




ありがとう。 みんなみんな。


ありがとう。 おかあさん。



おとうさん。 ありがとう。



それから^^ ガメどん ありがとう。


これから大切に、この家で過ごしていきます。



 
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2012.06.11 / Top↑
二週間ぶりに
山さとに帰ってきた。

金曜の深夜に街を出て
土曜の一日をのんびり過ごし
日曜の昼過ぎに
また街へ戻るのが 最近のコース。

ボクたちには
ちょっと可哀相だけど
ごめんね。
夏休みはまた、一緒に来ようね。
仲良くお留守番して待っててね。

そう言い聞かせて。



夜の空に真っ黒な山の影。
ぼんやりと家の明かりが見えるだけで
田舎の人って ほとんど電気を点けないのかなぁ?

きっと、農家の朝も夜も早いせいだね。


山さとは 梅雨に入ったばかりの雨で
細い道路は水を流したよう。
我が家に近づく手前の
最後の信号機は、夜半 点滅に切り替わる

そこを越えると、空気の変わる場所がある。
山にうんと近づくせいかな?
一層、空気が透明になる気がする。



そこを越えた辺りから
道路に何やら
小さな白い固まりが点在している。

車のライトに照らされて
白い固まりがピョンピョン跳びはねる。

カエルちゃんだ。

水嵩を増した田んぼから
カエルが無数に飛び出しているのだった。

車にひかれたカエルちゃんも
たくさん居たに違いない。

山さとには カエルちゃんも
虫のように無数にいるんだな。

うれしいけれど可哀相に・・・

暗闇の 雨の中を
カエルを避けながら
ガメどんは 右に左にハンドルを切る。

どんな小さいカエルちゃんもひくまいと
ゆるゆる よろよろと・・



山さとに
帰るとカエル
遊び来て
蛇行蛇行の
雨の夜道を




山さとは
今日も梅雨の雨に濡れて
カエルちゃんたちのうれしそうな
大合唱が聞こえます。


2012.06.09 / Top↑
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