星降る山の麓から

去年、こちらに越して間もない頃
とーさんが庭掃除をしていると
家の床下や、庭の草の間から
なんと、動物の頭の骨が見つかった。

(((´⊙ ⊙`))) ・゜゜・

それも1つではなく
2つ、3つと、続けて見つかり
足らしい骨も出てきて・・・ 

さすがに、背筋がゾクっとなった。

一体誰が・・・?
いつ、どうして?


私たち夫婦だけでは
何の動物かもわからない。
猫でないのはわかる・・・くらいで
犬だろうか・・・
それともタヌキ?
キツネ?
アナグマだろうか・・・

でも、何か理由があるはずだから
ただ怖がることはやめて
静かにこの骨たちの冥福を祈った。


・・・
そんなことも忘れ
11月にはやっとリフォーム工事に入り
バタバタして過ごしていたら

もう工事も終盤となる頃
大工さんの一人が、また骨を見つけた。

今度も床下からで
大工さんいわく

「まだ子鹿の骨ですね。
 2歳くらいかな?」

頭の骨なので、ツノの長さで年齢がわかるらしい。
山の中で育ったという大工さんで
草木のことにも、山のことにも
虫や動物のことにも、詳しい人だった。

で、これまでの経緯を話し、
この骨が初めてではないことや
自分たちの推理?^^;みたいなことも
話してみる。

「何か、他の動物が
 獲物を運んで来た? とかかしら?」

「いや、頭の骨ですから違うと思いますよ。
 だいたい動物は死んだところに頭の骨があります。」

「え?・・・ そ~なんですか・・・」

「病気かケガか・・・ 何かにやられたんでしょうね。」


怖いと思うことも、そのわけが解れば
その理由が楽しくないことでも
妙にほっとするもので
なんだか胸を撫で下ろした感覚だった。

この家が経って24年。
元の持ち主さんは別荘に使っておられて
ほとんど空き家の状態で

動物たちがいつ忍び込んでも
危害を与えるものは誰もなく
ケガを負ったり、病になった子鹿たちが
ここまで辿り着いて
そして、安心して息絶えたのかもしれない。

それとも昔、まだ深い森だったころ
ここら辺は動物たちの
最期の場所だったんだろうか・・・・


どちらにしても
隣近所も 今よりもっとまばらで
人気のないこの家は
動物たちの最期を
静かに見守って来たんだろうな・・・


・・・・ と そう思ったら

なんだかこの家が
いとおしく思えた。


そう言えば、うちの猫たちも
床下を隠れ場所にしている・・・
そこはきっと落ち着くのだろうナ~


もしかして
まだ他にも骨があるかもしれない・・・
それはわからないけれど

でも、ありがとう と思うことにしよう。

動物はきっと、草木と同じで
その場所に朽ち果てても
まるで何事もなかったかのように
何の思いも残さず
存在のすべて
土に還ることができるんだろうね。

本当は
それが一番自然で
いのちは、そうして終り、始まり
繋がりめぐって・・・
しあわせは、そういうことなのかもしれない。





そんなわけで・・・
子鹿の骨に心を寄せたひとときでした。



とはいえ
ちょっとした真冬のミステリー?^^;

時にはこんなのも ネ。 

2015.01.15 / Top↑
今夜初めて
梟の鳴き声を聞く。

もう暗くなった山の遠いところから
ホー ホー ホゥ ホー と聞こえる。

山鳩とちゃう?
最初、とーさんにそう言ったけど
鳴き声を聞いたら一目瞭然
梟に違いない。

鹿の声を聞いたときのように
梟の声も 
なんだか神様の使いのように聞こえる。

しばらく暗闇にすくんで
山の向こうの声に耳を傾ける。




今日、新米をいただいた。
甘く瑞々しい香りをかいだ瞬間
父にあげたくなり
写真の父にお供えする。

おとうさん 新米やよ

そう言ったとたん
ちょっと胸がこみあげ驚いた。


明日は黒豆味噌を仕込みます。
実りの秋に手を合わせて。






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2014.09.21 / Top↑
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その日も、お隣の奥さんと庭先で喋っていたときでした。


白昼堂々 なにやらモッコリしたもんが 向かいの道に!

「なな、なんぢゃ? ・゜゜・(「・・) アナグマ・・?」 

一瞬、うちのカブかと思ったけれど

うちの子は、キジトラ模様。 色もグレー系。

すぐに違うと判断するうち

相手はそこらへんを うろちょろうろちょろ

木陰に隠れたり、溝に潜ったり

こちらをチラチラと気にしつつ 

餌になるものを探しているのか

低い鼻を地面にこすりつけながら

やっぱり うろちょろうろちょろ。


慌てて、とーさんを呼び

激写してもらったのがこの写真。


お隣の奥さんは、動物に疎いようで 

「あれナニ? タヌキ?」

「え・・? タヌキ?  

 え? アナグマちゃう・・?」


そのうち 向かいのご主人も タヌキだと言い 

みんなが タヌキ タヌキ と。  

タヌキ連呼。

そうか・・これもタヌキか。 (* ̄_ ̄*)・゜゜・

無理やり納得し、その日は近隣皆、タヌキ騒動で終始。


どうやら「タヌキ」は、人に慣れている様子で

怖がる素振りもなく・・・

・・てか、怖かったらこんな人里へ それも真っ昼間から

出てこないよね。 (´@@`)ノ


それからも 玄関側へ回ったり、あちこちに出没。

もしかして、家族でやって来たのかなぁ?

世の中、GWの只中だしね。 

「タヌキ」家族もGW中?


向こう隣の男の子の兄弟が、網を片手にタヌキ狩り。


「お~い 早よ逃げよ~~  

 たぬき汁にされるよ~~~!」


なんの、やっぱり現代っ子には ちょっとムリね。

「タヌキ」は 溝の中をつたって、無事逃げていきました。



街の我が家に戻ってから

ふと、テレビの横に目をやると

息子らが小さかったころの図鑑。


こんなところに図鑑があったのか。


パラパラめくると 「 タヌキ 」 の頁が。

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ほらぁ~~  やっぱり、これがタヌキやん~~


そして、「タヌキ」の下に「アナグマ」が載ってました。

まさしく、山さとで見た この子です。


間違って、アナグマをタヌキと呼ぶ人がいるそうだけど

タヌキはイヌ科

アナグマはイタチ科で

タヌキは、目の周りの黒い毛が横に広がってて

アナグマは、縦に長いんだって。 


そうか~ それは気づかんかったナ~



昔・・・ 学生時代 毎日のように動物園通い。

大きな画板を持って、スケッチに来た幼稚園の子供たちに並んで

デッサンに通ってたのよね。

あの頃描いた動物は、ちゃ~んと膚で憶えてるんだナ~

見た瞬間、「アナグマ」って思ったもの。

なんか 一人感動。 

これぞ 昔とった杵柄 かな? ^^


タヌキもアナグマもともに

「 ムジナ 」

とは呼ぶのだそうです。(=^ω^=)


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2013.05.11 / Top↑